ISO/TS16949(TS)の本文を説明します
〈7.3.1.1 部門横断的アプローチ〉部門横断的アプローチというのは、一人で検討するのではなく、グループとかチームで行うことです。一般的にはAPQPチームを作ります。APQPチームは、設計課、製造技術課、営業課、生産管理課、購買課、品質管理課、製造課等から構成され、ここの7.3項に規定してある項目を検討します。例えば、(1) 特殊特性と呼ばれる、製造上非常に大事な点の監視。(2) リスク評価の手法であるFMEAと呼ばれる故障モード影響解析。これは起こりうる問題を予め想定し問題が発生する前に対策をとる予防処置の一つのテクニックです。問題が発生したときの影響の大きさ、発生の可能性、検出の可能性の観点から、1点から10点を用いて評価し点数をつけ、点数の高い問題から対策をとっていく手法です。詳細は別売の参考文献がありますので購入し参照してください。それから (3) コントロールプランと言われる品質管理手法の作成及び検討です。コントロールプランにつきましても、別売の参考文献がありますので参照してください。
〈7.3.2 設計・開発へのインプット〉
製品設計を行うときにインプット(入力)すべき情報を明確にするのが目的です。製品設計を行うために必要な情報は何かということです。例えば、(1) 製品の機能・性能に関する情報。(2) 製品に適用される法令。(3) 以前の似たような製品設計に関する情報。(4) その他製品の設計に必要な情報です。
〈7.3.2.1 製品設計・開発へのインプット〉
製品設計へのインプット情報を明確にし、文書化し、レビューすること。このインプットには下記の情報を含んでいること。つまり製品設計に必要な情報は何かを明確にし、その明確にした情報を入手することです。例えば (1) 特殊特性と言われる特別に必要な要求事項、製品の追跡のためのトレーサビリティ及び梱包に関する情報。(2) 類似製品に関する過去の設計情報、競合者の分析情報、供給者からのフィードバック情報、内部の情報、市場のデータ及び他の情報源から得られる情報を処理するプロセスをもつこと。(3) 製品品質、製品寿命、信頼性、耐久性、保全性、タイミング及びコストに関する目標値です。これらの入手した情報を使用して製品設計を行います。
(番外編)コンサルティング
リスクコントロールマトリックス (RCM) 作成のあとの対応について
Aさんの質問
「リスクへの対応を明確にした後は何をすればいいですか?」
コンサルタント
「リスクへの対応が終了したら、次に統制活動を行います。不正のリスクを削減するための統制活動・管理方法を明確にし文書化します。それから通報制度を含めて内部及び外部とのコミュニケーションの仕組みを構築します。」
著者 : 宮村 弘孝 (ビジネス&ISOコンサルティング社、ベスト・リクルートメント社代表)
ビジネス&ISOコンサルティング社
Tel:02-652-8817
Fax:02-652-8818
http://www.biciso.comベスト・リクルートメント社
Tel:02-652-8817
Fax:02-652-8818



