BOI その1.「BOIの奨励について、その必要性?」

 2016年9月19日更新

タイ国で起業される時に、耳にするのはBOI(投資奨励委員会)だと思います。製造業は何でもいいからBOIを取れといううような事が言われていますが、いったい何のために必要なのか、いつ必要なのか、どうすればいいのか分からないことだらけだと思います。ここでは、まずBOIの必要性をご説明いたします。BOIについては、「タイ国BOIとは」をご覧下さい。

 

さて、BOIの奨励は何のために受けるのでしょうか?

1. 外資単独でも営業が出来るため?
2. 法人税の免税を受けられるため?
3. 機械の輸入免税、VATの免税が受けられるため?
4. 輸出製品のための、原材料の輸入免税、VATの免税が受けられるため?
5. ワークパーミット(W/P)が取りやすいため?
6. 外資でも土地の購入が出来るため?
7. 外資でもアフターサービス、メンテナンス等のサービス業が出来るため?
8. 外資でもITC(International Trade Centre、国際貿易センター)が取れる
9. 外資でもIHQ(International Headquarters、国際地域統括本部)を置ける
10. 外資でもTISO(Trade and Investment Support Office、貿易ならびに投資支援事務所)を置ける

等々

 

      1. については、最近はBOIの奨励を取っても、委託加工、請負制作などいわゆる下請け企業に対しては、商務省の外国人事業許可を取らなければならないなど、うるさくなっています。当然ながら外資企業はこれらの委託加工、請負制作などの所謂下請け企業は外資の場合は、外国人事業許可を取らなくては事業が出来ません。つまりこれらの外資企業にとっては、BOIの奨励を取ると言うのはきわめて重要な事となってきています。

      2. については、業種によって限度があります。BOIのウェブサイトに奨励業種毎に恩典のリストがあります。Eligible Activities and Condition“をご覧下さい。又、最近は恩典が追加されています。「BOI最新情報」をご覧下さい。

      3. について、「2015年の新投資奨励政策」から、対象は新品の機械の輸入のみとなりました。さて、それでは機械は、「いったい、いつから輸入関税を免税で入れられるのか」という事になると思いますが、それは、BOIの事業申請を受理してもらった日からという事になります。

通常、奨励証書を受取って、機械の免税輸入の為のセミナーに出席をして、IDとパスワードを受取って、機械のリストを申請して、許可されてから免税で輸入が出来るという事になっていますが、実際は稀なケースで、現金又バンクギャランティー(B/G)(銀行保証)を使って先に輸入税、VATを支払って機械を入れて、後日免税の認可を受けて現金又はB/Gを還付してもらうと言うのがほとんどです。

BOIの審査に通って通知書の発行を受けるまでは、現金で関税を払います。その後は、B/Gで支払う事が出来ます。還付の事を考えるとなるべくB/Gで支払った方がいいでしょう。

その場合、機械を輸入した時から1年以内でないと還付は受けられませんので、お気を付けて。

      4. については、3同様に1年以内でないと還付は受けられません。

      5. 今は、本当に専門職の証明が出来ないと(会社の証明、又は職歴書等)ワークパーミットが取れなくなっています。特に、若い方30歳以下の場合は(正確に言うと、5年以上の専門職歴のない方)は難しくなっています。但し、最近ではITC、IHQなどのサービスにも2年以上のワークパーミット・ビザが出るようになりました。

      6. IEAT(団地公社)の工業団地内であれば、必要はありません。

      7. BOIの奨励を受ければ、大体それについてきますが、外国人事業許可の申請もする必要があります。但し、一般で取るよりも簡単ですし、費用も22,000バーツで済みます。(外国人事業法(FBA)を参照)

日本コンサルティング 株式会社
担当:井内 隆司(いのうち)
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